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指がなんだ。久留米の丸星ラーメンはラーメンの教科書に載るべき【閉店しない】

2018年9月11日

すべてのラーメンの始祖
丸星ラーメン

ラーメンお遍路1番札所

九州福岡はラーメンが美味しいと思う。
よそ者からすると天下一品のこってりでいいやんと思っていたが、九州に、馴染みのうまいラーメン店が増えてくると「九州はラーメンばい」となってしまうのである。レベルが違うんだよ。

福岡の中でも久留米はとんこつラーメン虎の穴である。
ここで生まれ、鍛えられ巣立っていく。

すべてのラーメンの先祖を辿ると、必ずどこかに丸星ラーメンの血が入っている。
豚骨が現在のラーメンの父となり、紅生姜が母父となり進化したラーメン。
まるでサンデーサイレンス、ノーザンテースト。

親指の神話

そんなに指は入ってないし。
せいぜい3割くらいやし。

野球に例えるとヤバイ気もするが
どんぶりにインする親指がまぐれでいい味出すこともある。

日本初1958年24時間営業スタート

今年は2018年なので60年。店の構えを見てたしかに60年。風格あるけどなぜか安心する感じ。客としてみると「早い・安い・うまい」と三拍子揃った古くからあるラーメン屋。経営の目線で見ると、究極の効率経営というべきか、ラーメンの教科書があるとしたらこの店に違いない。60年前から24時間営業を始め、昨日も続いていた。偉大。

研ぎ澄ましたアイテムの絞り込み

ラーメン 400円
替え玉(替え麺) 100円
焼豚 270円
ごはん 120円
おでん各種 90円
ゆでたまご 50円

ラーメン一杯を早く出すことにリソース全振り

ラーメン1種のみ。
よくある売れ筋Aランク商品の「大盛り」「チャーシュー麺」はなく、食券組み合わせで自作できる寸法。
高付加価値で粗利向上や、限定メニューによるリピート獲得より、煩わしさ排除による運営効率化がキモ。入店客数ぶん麺を茹で、替え玉の数を足し、オーダー順にラーメンを出す。
早く食べたい客、早く食べさせて次の客を入れたい店、双方の思惑が一致している。

サイドメニューのおでんは好みの種をセルフで盛るスタイル。ゆでたまごは足りない栄養を補うニーズに応えた分だろう。

半世紀かけて研ぎ澄まされたメニューに死角はない。このメニューなら食券機前でなぜか迷い始める、自分の食べたいものがわからないウスノロは少ないだろう。

1杯400円で利益を出すラーメン経営のマエストロ。その理由のひとつは食券システム。店はボロいが券売機には積極投資。券売機で食券を買い、おばちゃんにオーダーを伝える。来たら食券と引き換え。券売機のおかげでレジ会計待ちはない。

昭和の雰囲気

店の雰囲気は一言で表すと「昭和」初めて来ても懐かしい。喧騒も淋しくなくて悪くない。店内を見渡してみると、利用客のお手紙、お礼などが(個人情報部分を伏せて)張り出されており、それらを眺めているうちにラーメンがやってくる。

紅生姜トッピングは切なくもあるストーリー


生姜や漬物を切るのが小学校登校前の日課だったとある。

とんこつラーメンの完成形

意外とあっさり白濁スープ。
海苔とネギと焼豚。しょうがと漬物はお好みで。これでじゅうぶん。教科書やわ。

汁一滴までいける病みつき進化系スープ

60年24時間やっていても飽きさせない秘訣もスープにある。毎回微妙にスープの濃度が変わるのだ。反則かもしれない。毎回変わっているからこそいつも美味い。錯覚かもしれないが毎回満足しているのでOKだろう。

ラーメンの教科書

ロードサイドの食堂からスタート。深夜まで長距離トラック運転手が多く訪れ、昭和33年24時間営業を始める。そういった店の歴史が交通安全を祈るのだろう。少し前に値上がりしたらしいが、ラーメン1杯400円。スープが少しくらい薄くても、この値段でこれだけ美味かったら文句はない。
とんこつラーメンを400円でやっていけるんやろうかと食べながら考えていると、良心的な価格は、神経営の賜物だと気づく。ラーメンの松下幸之助やね。ラーメン経営の神様。繁盛店には知ってか知らずか必ず丸星ラーメンのDNAが入っている。間違いない。