俺が鬱になりまして~2021年からの闘病記

パワハラで鬱発症で大ピンチ。なんとか生き延びた記録

2020年11月、パワハラ上司の下で働きはじめました。当時はパワハラに対してまあまあ寛容で、私の受けていた罵詈雑言や心理的いじめは、今だったらすぐアウトだろうなと思います。
結局は2月はじめに欠勤し、そのまま休職、11月に退職したわけですが、世帯主として家族も居て、休職中給料が出ない会社の場合、鬱と生活(金)をどうするかで苦しかったです。
以前付き合いのあった、労働組合のユニオンに相談し、知恵を貸してもらい、なんとか生き延びることができました。「傷病手当制度」を目一杯使わせてもらいました。保険料を払う必要がありますが、月に10万ほど出ましたので本当に助かりました。車や借金があるので生活保護は受けれません。精神が参ってると知恵も浮かびませんし、労働組合の方は偉大でした。

出勤前に○にたくなる

上司は意地悪なことを言うひとなのですが、常に人格や尊厳を踏みにじり、威嚇や恫喝を駆使して接してきます。取引先には何日もつかと賭けてた模様です。ある日の朝車で会社に向かっていたら、無意識的に踏切に飛び込もうとしてました。苦しくてやばいやばい気持ちに包まれてました。今では死ぬまではありませんが、お金がないときやばい気持ちに包まれます。不安が結構キツいですね。前を見れなくなります。
その日、勇気を振り絞って会社に連絡し休みました。死ぬと犬や妻を残すことになります。死んだらいかん、とその一念でした。

まずは休職

発作的に休みましたので、今後のことは全くわかりません。それも不安となり鬱に輪をかけていました。妻は私に落胆していたと思います。
すべて手詰まりのような気分でした。会社のLINEで連絡が来ていましたが、1週間は何も手がつけれない状態でした。マジでだめにんげんのようでした。
心療内科をググり、診断を受け、薬を処方してもらい、会社に報告しました。休職を申し出たのが精一杯でした。翌月わかったのですが休職中は給料出ない会社でした。法的にも出さなくてOKで、とても困ったことになりました。貯金も尽き借金で生活することになりました。
休職中の2月、とにかく不安でやばい気分で恐怖でした

お金がない苦しみ

お金がない、精神が壊れていて何も手が打てない。今思うと鬱状態では解決する知恵が浮かびません。助けを求める電話もかけれない状態です。メールで現在の状況を幾人かに送りつけました。返って来たのは共産党系の労働組合の方でした。
健保の傷病手当制度の手続きを勧めてくれました。決して間に入ってくれてたわけではないのですが、要所要所で名前をチラつかせるアドバイスを頂いて、難しいミッションでしたが遂行できました。生活できる、一家離散しなくていい希望ももらいました。

傷病手当金制度

申請には保険証と診断書、会社の印鑑が必要でした。果たして会社が書いてくれるのか、そこも不安でした。会社と戦う案もありましたが、生活が困窮している状況を考え、最短で一月半でお金が出る方法として、傷病手当金の手続きを選択しました。令和6年であれば戦うほうがいいかもしれません。
会社とのやり取りで初めて、労働組合の方の名前を出しました。会社から必要な書類を用意してもらえました。今後は1ヶ月毎、病院で診察し申請用紙に記入してもらい会社に送り、記入してもらい、健保に申請する流れで手当が支給されます。支給限度は最長で1年6ヶ月、とりあえずこれで、なんとか生きていけそうだと安堵しました。

体を動かす事

病院の先生は一切否定するような事は言いませんが、生きていく知恵までは教えてくれません。休んで落ち着いて少しづつ考えも戻ってくると、自分のこれからを取り戻さないといけないと考えれるようになってきました。なんとか収入はありますが、借金も増えてきてます。
日を浴びて体を動かすといいよ、先生は言ってくれました。これはガチです。
日雇の土方仕事を週に1日はじめました。8000円程の収入になりました。もっと稼ぎたかったのですが、鬱持ちがやれる現場は少ないです。1回行くと次は無いので結局週に1回が限度です。ですが鬱には効果てきめんでした。汗をだして危険な作業を黙々とする。徐々に回復していくのがわかります。

一度壊れた脳は中々戻らない

今思うと、人に対する恐怖、頭の回転が鈍る、後遺症のように中々戻らなかったです。ガーンと怒鳴り付け人格否定は、洗脳のように作用してたかもしれません。同時に判断力やひらめきはなくなります。体を動かし、明るく過ごせるようになりましたが、元の仕事は難しくなっていました。思考の程度が低下した状態だったと思います。
低俗なTV番組、ポルノ、そういった情報が心地よく、複雑なもの、これからに必要な、困難の先の果実を採りに行けない自分になっていました。
土方、解体の現場に出るようになりました

回復期到来

いまの境遇、年齢を考えて資格を取って社会復帰しようと試験へ向けて勉強をはじめました。ですが、脳がダメになってます。スマホでエロ動画に逃げます。でもこれは仕方ありません。治さないと複雑な思考は無理でした。
脳の機能が回復するに至って、具体的に以下のような事を行いました。
嘘でも自信を取り戻す
ヨガ・気功は鬱に効く
根拠のない楽観が大事
嘘でもポジティブに

体を動かすことで、心も上がってきており、少しだけ視野も拡がってた時期で思い出したのです。
たまたまこのブログで取り上げてたKINDLE読み放題。


うつ病を治した禁欲の魔法オナ禁エリクサー: 長時間のハードワーク、パワハラ地獄で気づいたらうつ病に…元飲食店副店長、4ヶ月の禁欲生活 どん底の毎日から復活したうつ回復ストーリー
弱くなってたので、ポルノ脳になっていたんでしょうね。ですが、今必要な情報にたどり着きました。たどり着くまでにはいろんな本を無料で読んでおりました。KindleUnlimitedでよかったです。
まだ人生にもがいておりますが、希望はあります。諦めてません。
具体的な鬱から脱出について、気功などの詳しいお話があります。今後お伝えできたらなと思います。