コロナが落ち着いたらまた行きたい「直方がんだびっくり市」昭和にタイムスリップする場所

2021年2月10日

昭和の場所がなくなる


こないだの土曜日にBS TBSで九州のとある映画館最後の日に密着したドキュメンタリー「さよなら前田有楽」を観ておりました。成人映画やSMの女王様、濃いファン、女装で通った過去を話す女装した男性といった強烈な画力に惹かれたわけです。

ですが、人々の根底には映画館に対する愛があって、当時はギラギラとハプニング待ちだったかもしれないゲイの方や女装の男性のひとも一様に当時を振り返る目には聖人のような慈愛というか、様々のな煩悩を超え悲しみを超え、只々愛が残った、そういうふうにみえたんです。
人以外に、画面から漂う昭和。令和でも平成でなく、色あせてて古くてあったかい。そういう場所がもう無くなってます。だからみんな惜しんで集まってきたんだなあと共感しまくるわけでした。

いまから2年前に訪れた直方がんだびっくり市というところを思い出しました。

未だ昭和そのまま直方がんだびっくり市


↑2021年現在のびっくり市の様子

建物自体は、もはや老朽という言葉がよぎる程ですが(それも味があってイイ)、夢の国というか、子供の頃に来たことあるような錯覚をさせる装置が働いてます。

入り口にガリバー旅行記っぽいオブジェや遊園地ぽい遊具など。
入り口にガリバー旅行記っぽいオブジェや遊園地ぽい遊具など。

めっちゃ味のある、ありまくる謎の人形がお出迎え。メルヘン
めっちゃ味のある、ありまくる謎の人形がお出迎え。メルヘン

誰も見向きしないコインゲームにやや漂う廃墟感も堪らない魅力
誰も見向きしないコインゲームにやや漂う廃墟感も堪らない魅力

ここ、直方感田びっくり市は、毎週末に3万人程訪れるなんでも売ってるマーケットです。
基本、金曜日、土曜日、日曜日だけオープンし、祝日もたまにやってるという変速的な市場で、これは経営母体の明治産業という食品会社が地元の要望に応えるかたちで肉などを直売したことがきっかけで、といった経緯があったそうです。
肉、野菜、お惣菜、酒、魚、衣料(ばば服)、花、骨董、スイーツ、100均、食堂と全部安いです。値段以上に値打ちのあるモノが多くて、毎週でも通いたいくらい、ここにしかない品揃えです。

日本一おいしい寿司かもしれない、本物の寿司「一太郎」
日本一おいしい寿司かもしれない、本物の寿司「一太郎」

でかい、うまい、安い!いっぱい買って食べ歩きたい!酒が進む!
でかい、うまい、安い!いっぱい買って食べ歩きたい!酒が進む!

金曜は行列ができる肉まん
金曜は行列ができる肉まん

おすすめはビビンバ!スープ卵付き500円。本格的でこれは安すぎ。めっちゃうまし

B級グルメというんですか、食べる目的だけで訪れても満たしてくれます。焼きそばやたこ焼きはじめ、半身揚げや豚足もやばいくらい美味しかったなあ。

加えて、食品スーパーみたいなところでは、投げ売りのように、ありえない値段で売ってるやつがゴロゴロあるんです。お菓子とかワインとか日配品とか。特に最終日の日曜日の夕方は半額まつりになってます。
金曜日は全店1割引なので初日ダッシュも有効です。

おすすめの移住先直方市

ここがあるので移住先の候補になってます。
北九州に近く、(土地も安いし)イオンなど近くにあり実は暮らしやすそうです。
コロナが終わったらまた行ってみたい場所です。

↑2021年現在のびっくり市の様子